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第1回勉強会|手向地区価値再発見プロジェクト


「手向地区価値再発見プロジェクト」は、出羽三山信仰を受け継いでいる人々がテーブルを共にし、「歴史や伝統文化を受け継ぎ、「本物=出羽三山の門前町」が残された信仰がいきづく心豊かなゆとりあるまち」(「門前町手向地区地域活力創出ビジョン」行動計画より)を達成するための、具体的な方途について考えるプロジェクトです。

メンバーによる当日のレポートです。


今日から全5回の勉強会が手向地区活動センターで始まりました。

どれくらいの人が集まっているのかと思いながら、会場に入ると到着したのが少し遅くなってしまったのもありすでに満席、地元のみなさんの期待が伝わってきました。

第1回目は本プロジェクトのファシリテーターをつとめてくださる北海道大学、准教授の天田顕徳先生講義です。

天田先生は、北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院および北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院准教授、國學院大學日本文化研究所共同研究員として、これまで研究対象としてはほとんど注目されてこなかった「現代の修験道」を研究されていらっしゃいます。

天田先生は本プロジェクト全5回の勉強会を通じて、
・その1:「修験の⾥ ⼿向地区」が 世界に誇れる価値は何か。すなわち、ここで生きる私たちが「守りたいもの、残したいもの」は何か。
・その2:その⼿向の価値を守るために今できることは何か。
この2点を考え、「⾨前町⼿向地区地域活⼒創出ビジョン」にある⾏動計画「信仰が息づく⼼豊かなゆとりある町」を達成するための方策を探りましょう、とお話ししてくださいました。

講義の題目は、「『信仰』と『振興』2つのシンコウを考える」。天田先生の今までの活動や修行体験のお話を交えながらの楽しいお話でした。

全5回の勉強会では信仰のある観光地としてどのような例があるのか、どのようにしたら良いのかを探っていくとのこと。今までこのような内容の勉強会はなかったので今後が楽しみとなり、また自ら修行されているからこその見方をしてくださるのではないかと期待が高まりました。

勉強会でもありますが、手向の方達と集う機会が定期的にできたことも嬉しく思いました。

「何が価値であるかを決め、守るのは皆さんお⼀⼈お⼀⼈です。」

きちんと話を伺って生かしていけるようにしてゆきます!


手向地区価値再発見プロジェクト  第1回勉強会  

■日時: 令和 3 年 10 月 29 日(金) 18 時 30 分~20 時 00 分 
■場所: 手向地区ふるさとセンター (オンライン同時配信) 
■主催:手向地区自治振興会 
■共催:出羽三山門前町プロジェクト 

〜次第〜

1.開会 
2.勝木会長ご挨拶
3.吉住代表ご挨拶
4.勉強会趣旨のご説明
5.講演
・講師:天田顕徳 准教授(北海道大学)
・講演題目:「信仰」と「振興」 二つのシンコウ考える 」

<プロフィール>
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院および北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院准教授、國學院大學日本文化研究所共同研究員などを兼務。これまで研究対象としてはほとんど注目されてこなかった「現代の修験道」を研究の焦点を当てる。近著に『現代修験道の宗教社会学』岩田書院、 2019 年や、「現代修験道の素描」(『現代思想』青土社) 2021 年など。


6.質疑応答
7.杉並木プロジェクト説明
・上田裕文 准教授(北海道大学) 
8.勉強会アンケート配布・説明
9.閉会